劇団時間制作第十一回公演
「白紙の目次」
@新宿サンモールスタジオ
脚本・演出/谷碧仁
■あらすじ■
「私はハッピーエンドが好きかな」
目が覚めたら妻が亡くなっていた。
理由もわからないまま。理解に苦しむ。
ただ一つわかることは、
妻は自分を憎んでいたこと。
「約束?」
そう言っていつも笑顔を見せるのは
知的障がい者の妹。
舞台は古びた旅館。
絶望の中歩く僕に、
目に見えないモノで救おうとする者。
目に見えるモノで誘惑する者。
仕事を愛し、仕事に潰されていく小説家。
妻との間に果たして愛情はあったのか。
数多くの根深い依存は
どの結末に向かうのか。
冷たく悲しく、でもやはり愛情は温かい。
圧倒的な現代劇。
■キャスト■
《シングル》
田名瀬偉年(劇団時間制作)
小玉ゆり(劇団時間制作)
《Aチーム》
森岡里世
(スターダストプロモーション)
森田このみ
岩崎孝次
(FUNエンターテイメント(株))
古田シンゴ(劇団FULLMONTY)
沢井彩華
(エクセルヒューマンエイジェンシー)
澁谷晶己(オフィスマイティー)
久津佳奈
赤羽信之介(劇団ひまわり)
《Bチーム》
松田実里
(サンミュージックブレーン)
基村樹利
(スターレイプロダクション)
溝口優(劇団fool)
古川奈苗(マックスフィールド)
庄野有紀
森彩香
前中りょう
三関翔一郎
松田実里さん出演の
Bチームを最初に
続いて森田このみさんの
Aチームを観劇。
今回もまた
すごいテーマに
挑んできたなあ・・時間制作。
知的障がい、依存、
それに家族愛。
いろんなワードが
登場するが
どれも非常に重い。
現在と過去の回想を
巧みに切り替えて
見せる演出の上手さと
それに迫力の熱演で
応える役者たち。
ラストは涙なしでは
観られない!
どうやらまたひとつ
素晴らしい作品に
出会ってしまったようだ。
人は生きる糧を
失った時
一体何処に向かう・・?
優しい笑顔の下で
ふっと見せる憂いな表情・・
みさっちゃんの
演技すごく好きです♪
先日、別舞台の帰りに
駅でバッタリ会いましたが
今日はちゃんと
観に行きました(笑)
このあと重い作品が
続くかもだけど頑張って!
そして夜からは
このさん出演のAチーム。
このさんも
やっぱり上手いのだ♪
う~ん、どちらも
甲乙付け難い。
両チーム共良かった!
正しい答えは
決して出ないのだけど
現実問題として
いろいろ考えさせられる
作品でした。
余韻に浸りながら
新宿駅まで
歩いて帰りました。
お盆休みの観劇は
これで終わりです。